太陽王と呼ばれた皇帝ルイ14世と仮面の男の謎を描く大河ロマン。文豪アレクサンドル・デュマの名作『鉄仮面』を、「ブレイブハート」の脚本家で本作が監督デビューとなるランダル・ウォレスの監督・脚本で映画化。
監督:ランダル・ウォレス
出演:レオナルド・ディカプリオ、ジェレミー・アイアンズ、ジェラール・ドパルデュー、ジョン・マルコヴィッチ、ガブリエル・バーン、ジュディット・ゴドレーシュ、アンヌ・パリローほか。
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仮面の男 (1998)のストーリー
ルイ13世に仕えた親衛隊の面々であるアラミス(ジェレミー・アイアンズ)、ポルトス(ジェラール・ドパルデュー)、アトス(ジョン・マルコヴィッチ)もすっかり年老いた。その中でただひとり、ダルタニアン(ガブリエル・バーン)だけが銃士隊長として若きルイ14世(レオナルド・ディカプリオ)の下に仕えていた。度重なる戦争によってフランスの国民は極度の飢えに苦しめられていたが、宴にうつつを抜かす日々。そんな国王に恋人クリスティーヌ(ジュディット・ゴドレーシュ)を奪われたアトスのひとり息子のラウルは戦地に送られ死に、アトスは国王に復讐を誓う。一方、イエズス会の首領アラミスは、かつての盟友を集め、バスティーユ牢獄に幽閉されている仮面の男と国王をすり替える計画を提案。アトスとポルトスが協力を申し出るが、ダルタニアンだけは協力を拒んだ。彼はルイ14世の母・皇太后アン(アンヌ・パリロー)と密通していたのだ。アラミスら三人は仮面の男の救出に成功し、彼の仮面を脱がせた。すると、中からルイ14世に瓜ふたつの顔が現われた。彼の正体は現国王の双子の弟フィリップ(ディカプリオ=二役)だったのだ。政変を恐れた先王によって秘かにパリの田舎で育てられたが、その事実を知ったルイ14世によって牢獄に幽閉されたのだ。計画の決行は3週間後の仮面舞踏会と決まり、真の偉大な国王になるための訓練が始まった。仮面舞踏会の日、一時はすり替えに成功したかに見えたが、フィリップは囚われの身に。その渦中、クリスティーヌはラウルを憂い自殺をしてしまう。哀れな彼女を見て、ダルタニアンはある決意を固める。罠と知りながら、フィリップ奪還に乗り出すアトスたちに加勢するダルタニアンだが、ルイ14世に刺されてしまう。ダルタニアンは死の間際、国王とフィリップの実父であることを告白。そして、フィリップは国王に、ルイ14世は仮面の男として監獄につながれた。
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